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Keiichi HayashiK1884 Research Rabbit Hole

MDX コンポーネント図鑑

このサイトで利用可能な MDX コンポーネントを一気に並べたフィールドガイド。各コンポーネントの実物挙動と典型的な使いどころを示す。

このページは、サイトで使える MDX コンポーネントの実物カタログである。各章で 1 つのコンポーネントを取り上げ、典型的な使いどころと実装上の注意点を示す。コンポーネントは記事 MDX の冒頭で import してから使用する 1

Callout

最重要の主張、補足、引用、注意書きを段落から切り出すための囲み。tone="key" で強調色、ラベルは大文字ヘッダーで章を立てる。

PullQuote

引用や象徴的な一文を版面に強く立ち上げるための装置。出典は by / source で表示する。

Above all else show the data.

Edward Tufte · The Visual Display of Quantitative Information

Stats / Stat

主要な数値をカード列として並べる。columns で列数指定。Hack Nerd Font による数字組版が効く。

Market Cap
$430B
2025年12月時点
P/E Ratio
74×
SaaS 銘柄として異例
Forward Deployed
3,500+
顧客現場常駐エンジニア

Compare

A/B、Before/After、対立軸を並列で示す。スマホでは縦並びに自動切り替え。

Before

旧来の SaaS 営業は「製品 → デモ → 契約 → 実装」の長い直線を辿り、PoC でもしばしば 6 ヶ月を要した。実装力は外部 SI に依存。

After

AIP Bootcamp 後は「現場常駐 → 5 日で動く PoC → そのまま本契約」へ。コンサル × ソフト の境界が消え、契約速度は 3-4 倍に。

Sparkline

段落中に極小トレンドを埋め込むためのインライン SVG。たとえば株価の 12 ヶ月推移:Palantir $380B 。説明文の論理を中断せず、数値の形を瞬時に伝える。

オプションで塗りなし、最終ドット非表示も指定可能:

Chart

複数系列の本格的な折れ線・棒グラフ。マーカー形状、対数軸、点線、カーディナル平滑化に対応。

14.0 33.0 77.6 183 430 2020 2021 2022 2023 2024 2025 Year
  • Palantir
  • Snowflake
  • Datadog

Timeline

年表・経歴を縦軸で示す。TimelineEra で時代区分、TimelineEvent で個別イベント。

Foundation

2003 – 2009

9.11 後の対テロ需要を背景に Palantir Technologies 創業。In-Q-Tel が単独初期投資。

2003

Peter Thiel、Alex Karp、Joe Lonsdale ら 5 人で創業。

2008 5y歳

Gotham 1.0 リリース。CIA / FBI / 軍へのデプロイが本格化。

Commercial Pivot

2016 – 2022

Foundry をリリースし、民間大企業向けのデータ統合プラットフォームへ拡張。SPAC ブームと共に株価が乱高下。

2020-09

NYSE 直接上場。時価総額 $20B からスタート。

AIP Era

2023 –

AI Platform リリースを契機に、防衛 AI と業務オートメーションの旗艦銘柄として再評価。

2025-08 22y歳

時価総額 $400B を一時超過。S&P 500 の AI セクターを牽引。

Equation

KaTeX 経由で数式を描画する。インラインで E=mc2E = mc^2 のように使うか、ブロックモードで定理級の表示にする:

ex2dx=π\int_{-\infty}^{\infty} e^{-x^2}\,dx = \sqrt{\pi}

カルマンフィルタの状態遷移、シャノン情報量、ベイズ更新などを文字で示すより、式そのものを置いた方が議論が早いケースがある 2

P(HE)=P(EH)P(H)P(E)P(H \mid E) = \frac{P(E \mid H)\, P(H)}{P(E)}

Aside

段落の余白で囁くサイドノート。本文の論理線を保ったまま、文脈や補足を一段下げて添える。

Definition

用語と説明の対。学術論文の \definition 環境を簡素にした版。meta で言語起源や分類を補足できる。

Mimesis Greek · μίμησις

模倣・再現を意味する古典ギリシア語。アリストテレスは『詩学』で「人間は最も模倣的な動物であり、最初の学習は模倣によって行われる」と述べた。ルネ・ジラールはこの概念を「模倣的欲望(mimetic desire)」へ拡張し、欲望そのものが他者からの模倣であると主張した。

Katechon Greek · κατέχον

抑止する者。テサロニケ第二章のパウロ書簡で「不法の人」の出現を遅延させる存在として登場。カール・シュミットはこれを政治神学の中心概念に置き、ティールは AI 規制論の文脈で反 Antichristの側のインフラ装置として召喚した。

Eschaton Greek · ἔσχατον

最後・終末。歴史の終局点を指す神学的概念で、Antichrist 講義シリーズではこの語が頻出する。

Map

地理情報の埋め込み。world-atlas + d3-geo による Natural Earth 投影。pins で都市・出来事の位置を打ち、emphasis で主題ピンを暗色化する。

Palo Alto Washington DC London Tokyo Kyiv
Palantir の主要オペレーション拠点(2025年)

メルカトル投影、ヨーロッパ中心など別の構図も可能:

London Paris Berlin Kyiv
ヨーロッパ拠点フォーカス(メルカトル)

Footnote / FootnoteRef / Footnotes

学術的な脚注。本文中で 3 のように番号を立て、記事末尾で Footnotes ブロックに対応する Footnote を並べる。番号と本文がアンカーで往復する仕組み。

これらを組み合わせると、ある段落の文末に <FootnoteRef n={N} /> を置く → 記事末で <Footnote n={N}>...</Footnote> を並べるという、TeX に近い書き味で論証できる。

まとめ

ここまで紹介したコンポーネントの役割マップは次の通り:

単位 (atomic)

FootnoteRef / Sparkline / Equation / Definition:段落のなかに埋め込むインライン要素。文の流れを保ちながら、追加レイヤを差し込む。

構造 (structural)

Callout / PullQuote / Stats / Chart / Timeline / Map / Compare:段落から切り離されたブロック要素。版面のリズムを作り、章立ての中継地点となる。

各コンポーネントは独立して使えるが、組み合わせの相乗効果が編集の本懐である。たとえば Callout の中に Sparkline、Compare の片側に Map、というふうに入れ子にしていく。